環境変数「名」に LLM_PROXY が入っているだけで SSL エラーになる
- boto3でBedrockを利用する際、環境変数名に「LLM_PROXY」という文言が含まれているだけでSSLエラーが発生した
- プロキシは実際には設定していないにもかかわらず発生する
APP_LLM_PROXYのような、単語の一部が一致するだけの変数名でも同様に発生する- ネット上に情報が見当たらず、原因特定に時間を要した
あるプロジェクトで、boto3経由でAmazon Bedrockを呼び出す処理を実装していたところ、SSLエラーが発生する事象に遭遇しました。プロキシ自体は設定していないため、当初は原因の見当がつきませんでした。
発生した事象
boto3でBedrockを利用する際、環境変数の中に「LLM_PROXY」という文言を名前に含む変数が存在すると、SSLエラーが発生することを確認しました。実際にはプロキシの設定は行っておらず、値の中身ではなく変数名そのものが原因になっている点が特徴的でした。
原因は環境変数名の単語一致
調べていく中でわかったのは、この挙動が変数名の単語一致によって誤検知されているらしいということです。「LLM_PROXY」という文字列がそのまま含まれる変数だけでなく、APP_LLM_PROXYのように他の単語と組み合わさった変数名であっても同様に発生します。つまり、意図してプロキシ関連の設定として使っていない変数名であっても、「PROXY」を含む文字列が入っているというだけでSSL周りの挙動に影響してしまう状況でした。
切り分けの考え方
同様の事象に遭遇した場合の切り分け方として、一般論ですが、まず疑うべきはプロキシ設定の有無そのものではなく、環境変数の名前に「PROXY」など特定の文言が含まれていないかという点です。値ではなく名前が影響するというのは直感に反するため、通常のトラブルシューティングの手順では見落としやすいポイントだと感じています。環境変数を一つずつ無効化しながら切り分ける、あるいは変数名を一時的にリネームして挙動を確認する、といった手順が有効だと考えられます。
まとめ
boto3経由でのBedrock利用時、環境変数名に「LLM_PROXY」という文言が含まれているだけでSSLエラーが発生する事象を確認しました。値ではなく名前の単語一致によるものと見られ、APP_LLM_PROXYのような命名でも同様の事象が起きます。プロキシを設定していないのにSSLエラーが出る場合は、環境変数の命名も確認してみる価値があります。
※ 本記事の検証は2026年7月時点のものです。
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